ステージIV卵巣がんの兆候と症状
卵巣は女性にのみ存在する生殖腺で、卵子の産生とエストロゲン・プロゲステロンの主な供給源です。女性は通常、子宮の左右それぞれに1つずつ、計2つの卵巣を持ちます。
卵巣がんのステージとは
- ステージ I – がんが卵巣内にとどまっている。
- ステージ II – がんが1つまたは両方の卵巣にあり、骨盤内の他の臓器に広がっている。
- ステージ III – がんが卵巣に加えて、骨盤外の腹膜やリンパ節へ転移している。
- ステージ IV – がんが肝臓、肺、または腹腔外の他臓器に転移している。
ステージIV卵巣がんの兆候と症状
初期の兆候は膨満感、満腹感、消化不良、ガスによる痛み、背部痛など曖昧で、症状が現れるのは病状が進行した後になることが多いです。
ステージIV特有の症状としては、以下が挙げられます。
- 骨盤部の疼痛
- 貧血による倦怠感
- 腹部の膨満感や腹水
- 性交時の痛み
- 頻尿や排便障害(便秘)
- ホルモン産生腫瘍による異常な体毛増加
ステージIV卵巣がんの治療法
現在の医療ではステージIVの卵巣がんを根治することは難しいですが、症状緩和と延命を目的とした治療が行われます。主な治療方針は以下の通りです。
- 腫瘍の外科的切除後に化学療法を実施し、残存がん細胞の抑制を図る。
- あるいは、まず化学療法で腫瘍を縮小させ、その後に手術で腫瘍を除去するという順序も選択される。
治療方針は患者の全身状態や腫瘍の分布、医師の判断により個別に決定されます。
