腸チフスの診断と治療

腸チフスは米国ではあまり一般的ではなく、国立衛生研究所(NIH)によると年間約400例しか報告されていません。開発途上国への渡航者で、事前にワクチン接種を受けていない、あるいは現地で適切な衛生管理や飲食に注意しない人は感染リスクが高まります。症状が出た時点で診断は比較的容易です。

腸チフスとは

腸チフスは Salmonella typhi(サルモネラ・チフィ)という細菌が原因です。汚染された水や飲料、食べ物を摂取すると、腸内に入り血流へと拡がり、全身に感染が広がります。

主な症状

初期症状は倦怠感、頭痛、下痢(または便秘)、喉の痛み、最高体温約104°F(約40°C)までの発熱、そして皮疹などです(Mayo Clinic)。症状が進行すると体重減少、腹部膨満、最終的には意識障害(いわゆる「腸チフス状態」)が現れます。

診断方法

医師は症状と渡航歴を基に腸チフスと疑い、血液、便、尿、または骨髄の検体を採取して S. typhi の存在を確認します。

その他の検査

診断補助として、酵素免疫測定法(ELISA)や蛍光抗体検査が用いられることがあります。

治療

米国では成人にシプロフロキサシンが第一選択薬として使用されます。妊娠中の女性や小児にはセフトリアキソンの注射が推奨されます。十分な水分補給とバランスの良い食事も回復を助けます。

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