口腔カンジダ症(口腔スラッシュ)の治療法

口腔カンジダ症(口腔スラッシュ)は、舌や口内に白い斑点ができる真菌感染症です。原因菌のカンジダ・アルビカンスは常在菌として口内に存在しますが、免疫機能が低下すると増殖し症状が現れます。乳児や義歯使用者、ステロイド吸入薬を使用している人でも発症しやすくなります。

乳児の口腔カンジダ症の治療

  • 症状が軽い場合は、自然に1〜2週間で改善することがありますが、赤ちゃんが不快感を示す場合は、抗真菌薬のゲンチアムバイオレットを口内に塗布します(小児病院の推奨)。

    授乳中にカンジダが乳首に付着することがあるため、医師に相談し乳首の治療が必要か確認してください。哺乳瓶を使用している場合は、授乳後に哺乳瓶の乳首を水と酢を1:1で混ぜた液で洗い、自然乾燥させます。母乳を哺乳瓶で与える場合は、乳房ポンプの部品も同様に洗浄し、哺乳瓶の乳首と同様に乾燥させます。おしゃぶりも同様に洗浄・乾燥してください。

成人の口腔カンジダ症の治療

  • 成人の治療は、症状の緩和とカンジダ増殖の原因となる基礎疾患の管理の二本柱です。HIV、糖尿病、がんなど免疫抑制状態が原因になることがあります。

    基礎疾患がない健康な成人でも口腔カンジダ症が起こることがあります。その場合は、無糖ヨーグルトを毎日摂取すると、乳酸菌が口内環境を整え、症状の改善が期待できます。

    ヨーグルトが苦手な場合は、酸性菌(アシドフィルス)サプリメントを日常的に摂取する方法もあります。

    上記の対策で改善しない場合は、処方薬の抗真菌薬が必要です。CDCが推奨する薬剤例として、ニスタチンなどの液体懸濁剤があります。処方された液体は、口内左右に分けて塗布し、できるだけ長く留めてから飲み込みます。義歯を使用している場合は、夜間に義歯を薬液に浸して真菌を除去します。

    また、クロトリマゾール(商品名:Mycelox)などの抗真菌ロゼンジも有効です。ロゼンジは口内で完全に溶けるまで噛まずにそのまま置いてください(30分程度)。

    症状が改善しても、医師から指示された薬は必ず全量服用し、完了させることが重要です。

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