子どもの左下腹部の痛みと対処法

虫垂炎(Appendicitis)

通常は右下腹部に痛みが出ますが、稀に左下腹部に痛むことがあります。これは内臓が左右逆転した「鏡像臓位(シトゥス・インバースス)」の場合や、鏡像臓位でなくても左側に虫垂があることが原因です。左側に激しい痛みが続く場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

ガスによる痛みと食物不耐症

子どもの左下腹部の痛みの多くは腸内ガスが原因です。噛み方が不十分、脂っこい食事、豆類などガスを出しやすい食材が関与します。また、乳糖不耐症やグルテン・酵母不耐症などの食物不耐症があると、特定の食べ物を摂取後に膨満感や痛みが出ます。乳製品を摂取した後に痛みと膨満感が現れる場合は、医師に相談し、乳糖不耐症の検査やラクトイド錠の使用を検討してください。

重篤な胃腸疾患・消化器系障害

左下腹部の痛みが下痢、血便、発熱などと同時に現れる場合は、ウイルス性胃腸炎、寄生虫感染、炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)や尿路感染症の可能性があります。医師は便検査や血液検査、必要に応じて内視鏡検査を行い診断します。感染症は抗生物質で、IBDは炎症抑制薬や長期的な管理が必要です。

左下腹部に局所的な痛みが続く場合は、必ず小児科医に相談し、適切な検査と治療を受けてください。

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