腸チフスの症状と合併症
腸チフスとは
腸チフスはサルモネラ菌(Salmonella Typhi)によって引き起こされ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカで頻繁に見られます。感染の進行に伴い、症状は段階的に変化します。
第1期(初期症状)
- 発熱(摂氏39〜40度)、頭痛、倦怠感、喉の痛み、腹痛、ピンク色の皮疹が典型的です。小児は下痢を、成人は便秘を呈することが多いです。
第2期(中期症状)
- 高熱が持続し、緑色の粘稠な下痢が現れます。体重減少や腹部の膨張も見られます。
第3期(末期症状)
- 意識障害や錯乱が起こり、患者は目を半開きにして動かずにいる「腸チフス状態」と呼ばれる状態になります。
腸の合併症
- 約5%の患者で腸穿孔や腸出血が起こり、ショックを伴う生命危険な緊急事態になります。
その他の合併症
- 心膜炎や膵炎、肺炎、髄膜炎、幻覚・被害妄想などの精神症状、腎臓・膀胱・脊椎の感染症など、さまざまな合併症が報告されています。
