再発防止のための計画策定方法
はじめに
再発は治療や回復過程で避けられない事象です。アルコール依存症や薬物依存症のクライアントに対し、セラピストやカウンセラーはこの現実を受け入れ、再発のリスク要因について率直に話し合う必要があります。
再発リスクの主な要因
- 渇望や衝動
- 生活リズムの乱れ
- 身体・精神の脆弱性
- 高リスクな状況への曝露
再発防止の具体的手法
- 分離(デタッチ):感情や状況から距離を置く練習を行う。
- バランスの取れた生活:規則正しい食事・睡眠・運動を取り入れ、空腹・怒り・孤独・疲労・体調不良などのサインに対処する。
- HALTS法:Hunger(空腹)Anger(怒り)Loneliness(孤独)Tired(疲労)Sick(体調不良)に気付く。
- 回避戦略:バーやパーティーなど、使用を誘発しやすい場所・状況を事前に回避する計画を立てる。
実践ステップ
- 再発リスク要因をクライアントと共有し、渇望や生活の乱れ、心身の脆弱性についてオープンに話し合う。
- 上記の防止手法を指導し、具体的な実践方法を示す。
- 日々の活動や感情を記録する日記を付けさせ、カウンセラーが定期的にチェックできるようにする。
- トリガーリストを作成し、各トリガーに対する代替行動を記入させる。
- アルコホーリクス・アノニマス(AA)やナロティクス・アノニマス(NA)などの支援グループや集団療法への参加を促す。
