朝顔の種は肝臓に影響を与えるか?
古代中南米の文化では、朝顔(モーニンググローリー)の種子が宗教的・医療的に利用されてきました。中国では下剤として、古代日本では観賞用に栽培されましたが、現在では人が摂取すべきものではありません。種子には肝臓障害をはじめとする健康リスクがあるため、摂取は強く禁じられています。
識別(Identification)
DrugSafetySite.comによると、黄疸や肝炎など既に肝臓に疾患を抱えている人は、朝顔の種子を摂取すると症状が悪化するとされています。さらに、種子自体が自然毒を含み、吐き気や腹痛などの副作用を引き起こす可能性があります。
留意点(Considerations)
一部の業者は、種子を幻覚剤としての使用から防ぐために、洗い流せない刺激性化学物質で処理しています。この化学物質は肝臓障害、嘔吐、腹部痙攣を誘発することがあります。
メチル水銀(Methyl‑mercury)
農業生産者の中には、種子の腐敗防止のためにメチル水銀を使用するケースがあります(Chico Unified School Districtの報告)。メチル水銀は肝臓だけでなく脳や神経にもダメージを与え、重度の場合は小児麻痺に似た震えや四肢の不随意運動を引き起こすことが知られています。
予防・対策(Prevention / Solution)
朝顔の種子は人間が食べることを前提に作られていません。したがって、肝臓へのリスクを避けるためには、種子を一切摂取しないことが最善です。なお、研究によれば種子は依存性が低く、ほとんどの品種は実質的な幻覚作用を持たないと『The Encyclopedia of Addictive Drugs』は指摘しています。
警告(Warning)
2010年時点で、朝顔の種子自体は植物店で合法的に販売されていますが、種子に含まれるLSAという物質は米国でスケジュールIII薬物に指定されています。LSAを抽出・製造すると、最高25万ドルの罰金と最大5年の懲役が科される可能性があります(米国司法省)。
