アルコール離脱症候群の症状と対処法

心理的症状

  • 不安感、イライラ、情緒の変動、うつ症状、疲労感、悪夢などが現れます。多くの人は軽度で済みますが、長期的に大量に飲んでいた人は症状が重く、持続時間も長くなることがあります。

身体的症状

  • 頭痛(鈍痛または脈打つような痛み)、発汗、吐き気・嘔吐、食欲不振、不眠、心拍数増加、瞳孔拡大、皮膚の冷たさや湿り、震え、まぶたの異常な動きなどが見られます。これらは心理的症状と同時に現れることがほとんどです。

重篤な症状

  • 長年にわたって大量に飲酒していた人や、基礎疾患を抱えて急に飲酒をやめた人に起こりやすいです。代表的なものはせん妄(デリリウム・トレメンス)で、意識混濁、幻覚、激しい興奮、発熱、けいれん、記憶喪失(ブラックアウト)などが現れます。生命に危険を及ぼすため、速やかに医療機関での治療が必要です。

症状の持続期間

  • 離脱症状は最後の飲酒から8〜12時間後に現れ、最も強い症状は2〜4日目にピークに達します。軽度の症状は1週間以上続くことがありますが、気分変動や睡眠障害、倦怠感は数か月、場合によっては1年以上続くこともあります。長期の大量飲酒者は肝臓や心臓の疾患リスクも高まります。

医療機関への受診の目安

  • 離脱症状は時に命に関わることがあるため、症状が出たら早めに医師に相談するか、救急外来を受診してください。特に重篤な症状(せん妄、けいれん、激しい発熱など)が現れた場合は、直ちに緊急医療が必要です。

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