二重診断(Dual Diagnosis)とは何か?
薬物依存症と精神疾患を同時に抱える人は「二重診断」と呼ばれ、リハビリテーションに入る際には両方の治療が必要となります。成功する回復には、精神疾患と依存症の両方を同時に扱う包括的な治療が不可欠です。通常、集中的なセラピーと薬物療法を組み合わせて行われます。米国の Foundations Association の推計によると、年間約 1,400 万人が二重診断に該当するとされています。
別名
二重診断は「併存性精神障害・物質乱用障害」や「共存障害」とも呼ばれます。
リハビリテーション施設での対応
多くの薬物リハビリテーションセンターは二重診断患者向けのプログラムを提供しています。中には二重診断に特化した専門施設もあります。
原因と順序
精神障害を抱える人が自己治療のために薬物に手を出し依存が生じるケースや、長期的な薬物使用が原因で精神障害を発症するケースがあります。
デトックスの重要性
まずは依存している薬物からのデトックス(体内からの排除)を行い、その後で精神疾患の治療に移ります。デトックスが不十分だと、精神症状の改善が妨げられることがあります。
主な精神疾患例
- 統合失調症
- 双極性障害(躁うつ病)
- うつ病
- 反社会性パーソナリティ障害
家族への配慮
治療施設を選ぶ際は、家族カウンセリングが受けられるか確認しましょう。二重診断患者は退院後も特別なサポートが必要になることが多く、家族がそのニーズを理解していることが回復の鍵となります。
