補聴器のドームタイプと特徴
補聴器用ドームは、補聴器本体のチャンネル部に装着するサイズ調整済みのチップです。これらのドームはほとんどの耳に適合し、快適で使い捨て可能なイヤーモールドとして機能します。従来のカスタムイヤーモールドや補聴器の製作には2〜3週間かかっていましたが、ドームを使用すれば、最新のデジタル技術を搭載した補聴器をその日のうちに購入し、装着できるようになりました。
オープンドーム
オープンドームは、ミニ型の背部装着(BTE)補聴器に取り付けるタイプです。柔らかいシリコン素材で作られ、チューリップや花蕾の形状をしています。耳が部分的に開いたままになるため、自然な音を取り込みやすく、エコーが少なく、使用者が早く慣れることができます。
ただし、オープンドームは中高音域の軽度から中等度の難聴に適しています。重度の難聴では必要な増幅が漏れやすく、補聴器がホイッスル音を出すことがあります。
クローズドーム
クローズドームも同様に柔らかいシリコン素材ですが、厚みがあり、耳道を完全に閉じます。耳内装着(ITE)や背部装着(BTE)補聴器のどちらにも使用可能です。重度の難聴の方に適しており、音が漏れないため大きな増幅が得られます。
初めはエコーが感じられますが、通常は4〜6週間で慣れます。
フォームドーム
フォームドームは、耳内装着(ITE)や背部装着(BTE)補聴器のどちらでも使用できます。圧縮して耳に入れた後、フォームが膨らんで耳道にフィットします。開放型の溝があるものは音が通りやすく、閉鎖型の固体フォームは重度の難聴に適しています。
フォームは湿気や耳垢を吸収しやすく、シリコンよりも寿命が短いため、1〜2か月に1回程度の交換が必要です。
