めまいと耳鳴りの解消法
解剖学
内耳には前庭迷路があり、平衡感覚を保つ重要な役割を果たしています。細い管と回転を感知するセンサー、さらに尿石器と球形器が重力や前後の動きを感知します。これらが損傷するとめまいと耳鳴りが生じます。
耳鳴り(ティンナイタス)
耳鳴りは内耳の異常に起因し、音が頭の中で鳴っているように感じます。脈動性耳鳴りは耳近くの筋肉や頸部・顔面の血流障害により、心拍や筋収縮音が聞こえることがあります。非脈動性耳鳴りは聴覚神経の問題で、頭部内部から音が発生していると感じます。
主な原因は加齢性難聴、騒音曝露、耳垢の詰まり、アルコールやカフェインの過剰摂取、むち打ちや手術後の外傷、頸部を伸ばすエクササイズなどです。
聴神経腫瘍(アコースティック・ニューローマ)
良性腫瘍である聴神経腫瘍は、脳と内耳をつなぐ聴神経に発生し、めまい、耳鳴り、難聴を引き起こすことがあります。
内耳感染症
内耳の感染症は抗生物質で治療でき、症状であるめまいと耳鳴りも同時に改善します。
治療と対策
まずはかかりつけ医が耳鼻咽喉科専門医へ紹介し、聴力検査や画像診断などで原因を特定します。原因が不明な場合は生活習慣の見直しが推奨されます。
多くの耳鳴りは特別な医療介入が不要ですが、他の症状と併発する場合や長期間続く場合は受診が必要です。
耳鳴りを軽減するための具体的なアドバイスは、アルコールとカフェインの摂取を控える、ニコチンを避ける(血流が悪くなるため)、定期的な運動で循環を改善する、そして頸部を過度に伸ばすエクササイズは控える、です。
