言語発達への影響

頻繁に耳感染症を繰り返す子どもは、感染の程度に差があることをご存知でしょう。耳感染症は多くの場合軽度ですが、症状が長期間続くと子どもの言語発達に悪影響を及ぼすことがあります。

中耳にたまった液体が排出されずに残ると、聴覚が阻害されます。特に言葉を覚え始めたばかりの時期に聴覚が低下すると、語彙や発音の習得が遅れる恐れがあります。感染の頻度や言語発達への影響が心配な場合は、小児科医に相談し、必要に応じて聴覚検査や言語評価を受けましょう。

聴覚障害

中耳に液体が溜まると、音が耳に届きにくくなります。その結果、子どもが名前を呼ばれても反応しない、注意を向けないといった行動が見られることがあります。これは実際に聴覚が低下しているサインです。

このような変化に気付いたら、できるだけ早く小児科医の診察を受け、必要に応じて聴覚専門医による聴力検査を受けましょう。

髄膜炎

稀に、耳感染症が進行して中耳の液体が脳や脊髄を包む髄液にまで感染することがあります。これは髄膜炎と呼ばれる重篤な合併症で、適切な治療が遅れると永久障害や死亡につながります。

子どもが耳の痛みを訴えたり、耳を引っ掻く、体調が急変し、無気力・刺激に対する反応が鈍くなる、嘔吐や首が硬くなるといった症状が見られた場合は、直ちに医療機関へ連絡してください。診断は腰椎穿刺による髄液検査で確定します。