前庭機能を改善するエクササイズ

怪我や前庭機能の異常でめまいに悩む方は、適切なエクササイズで症状の改善が期待できます。ミシシッピー大学耳鼻咽喉科・言語聴覚クリニックが推奨する前庭リハビリ体操をご紹介します。毎日数回、数週間継続することで、めまいが軽減または消失することがあります。

歩行エクササイズ

  • 最初は誰かが近くにいる状態で行い、めまいが出た場合にすぐサポートできるようにします。1日3回、5分間直線を足を交互に前後に置きながら歩きます。目を開けて部屋を横切る歩行から、目を閉じて(必要なら支えを受けながら)行う練習へと進めます。

    さらに頭部の回転を加え、歩幅のたびに左右に頭と目を向けます。約6メートル(20フィート)歩いたら休憩し、天井または床を見るバリエーションを3回ずつ繰り返します。

立位エクササイズ

  • 壁に手をつかず、片足を前に出し、かかとをもう一方の足のつま先に軽く付けた状態で30秒間保持します。目を閉じても構いませんが、まずは開いた状態でバランスが取れることを確認してください。クッションや枕の上で行うバリエーションもあります。

    補助がある場合は、立ったまま目の高さより上で小さなボールを投げ合い、次に膝の下で投げ合う練習、かかとを揃えて前方を見る姿勢でバランスを保つ練習、片足立ちを目を開けて、続いて目を閉じて行う練習などがあります。

座位エクササイズ

  • 立位エクササイズの後、椅子に座って同じ動作を20回(目を開けて)と20回(目を閉じて)繰り返します。

    肩をすくめる動作を20回、左右に回す動作を20回、上半身を左右にひねる動作をそれぞれ20回、目を開けたまま壁を見る状態で前屈・起き上がりを20回、次に目を床に向けて同様に行います。目の上下左右運動や指先を鼻先に合わせる追従運動も取り入れます。

    頭部の運動は、目線に合わせて頭を左右に回し、ゆっくりとした回転と速い回転を交互に10回ずつ行います。めまいが出たら30秒休み、症状が収まったら同様のセットをさらに2回繰り返します。

    頭を前に下げて床を見る動作と、上げて天井を見る動作を10回ずつ行い、同様に2回繰り返します。めまいが改善したら、目を閉じた状態でも同様の頭部エクササイズを行えます。

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