声帯麻痺の診断方法
声帯麻痺(単側声帯麻痺)は、再帰喉頭神経または迷走神経の機能障害により発生します。適切な評価と治療により、通常の発声が回復します。
診断手順
- 初期症状の確認
患者は多くの場合、息漏れがあり低い声になることが多いですが、代償的にファルセットで高い声になることもあります。 - 呼吸状態の評価
会話中の息切れや呼吸困難を確認します。これは声門の機能不全による空気ロスが原因で、肺機能そのものの低下ではありません。 - 既往歴の聴取
胸部・頭部・頸部の手術歴を確認します。特に前頸部手術、頸動脈内膜除去術、甲状腺手術、胸部・縦隔手術などが神経損傷の主な原因です。 - 胸部X線検査
まず胸部レントゲンで評価します。大型心拡大、縦隔腫瘍、パンクオース腫瘍などが左再帰喉頭神経を圧迫することがあります。 - CTまたはMRI検査
胸部X線で異常が見られない場合、CTまたはMRIで神経の走行全体を確認します。左側は頭蓋底から大動脈弓まで、右側は鎖骨までの範囲を撮影します。
以上のステップを踏むことで、声帯麻痺の原因特定と適切な治療計画が立てやすくなります。
