耳鳴り(ティンナイトス)の実態と対策
耳鳴りとは
耳鳴り(ティンナイトス)は、実際には音がないにもかかわらず耳の中で音が鳴っていると感じる状態です。常に聞こえる場合もあれば、断続的に現れる場合もあります。音の大きさは軽度から日常生活に支障をきたすほどまでさまざまです。メイヨークリニックによると、人口の約20%(5人に1人)が何らかの形で耳鳴りを経験しています。
聞こえる音の種類
- リング音(最も一般的)
- ブンブン音、クリック音、シューという音、ホイッスル音など
- 音が大きくなると、会話や他の音が聞き取りにくくなることがあります。
主な原因
最も多い原因は、内耳の細い毛細血管(毛細胞)が損傷することです。毛細胞が傷つくと、ランダムな電気信号が脳に送られ、これが音として認識されます(メイヨークリニック)。
その他の原因
- 耳垢の詰まり
- 加齢やその他の要因による難聴
- 大音量への長時間曝露
- アレルギー、血圧の変動(高血圧・低血圧)
- 心血管系の疾患
- 200種以上の医薬品が副作用として耳鳴りを引き起こすことが報告されています(米国国立衛生研究所)
客観的耳鳴り
稀に医師が診察中に耳鳴りの音を直接聞くことがあります。この「客観的耳鳴り」は、血管の異常や内耳の骨の問題が原因であることが多いです。
治療法と対処法
根本原因が特定できれば、原因の除去や改善が第一の治療です。原因が除去できない場合は、音マスキング装置や白色雑音ジェネレーターで音を和らげる方法があります。耳鳴りはストレスやうつ状態を招くことがあるため、カウンセリングや認知行動療法で対処法を学ぶことも有効です。
