眼科医や検眼士が実施する視力検査は、現在の視覚状態や将来起こり得る問題を把握するための重要な手段です。検査内容を事前に知っておくと、検診時の不安が軽減され、スムーズに受診できます。コンタクトレンズや眼鏡を使用している方は、必ず持参してください。

視力検査(Acuity Test)

  • 最も身近な検査で、遠くと近くの文字や記号を読み取る能力を測定します。右目、左目、両目の順に、視力表を見て読んでいただきます。

屈折検査(Refraction Test)

  • 視力表の結果を受けて、近視・遠視などの屈折異常があるかを確認します。必要に応じて瞳孔散大薬を点眼し、光を目に当てながら試験レンズを前に置き、最も鮮明に見える組み合わせを選んでいただきます。

視野検査(Visual Field Tests)

周辺視野の範囲と感度を評価し、眼疾患や神経系の異常を早期に発見します。以下の3つの方法があります。

  • 対面法(Confrontation Test):医師が数メートル前に立ち、片目ずつ鼻先を見ながら指を動かします。指が見えたら合図してください。
  • Amsler格子検査:4インチ四方の格子と中心の黒点を1フィート前に持ち、片目ずつ黒点に焦点を合わせます。点が見えない、線が歪む、斑点が出るなどの異常を報告してください。
  • ペリメトリー:専用機が視野の様々な位置で光点を点灯させ、光が見えたらボタンを押します。反応がない領域は視野欠損として記録されます。
  • タンジェントスクリーン法:黒いスクリーンにブルズアイ状のマークが描かれ、3〜6フィート先に設置します。片目を覆い、スクリーン上の対象が見えたら位置をマークし、全点を結んで視野輪郭を作ります。

色覚検査(Color Vision Test)

  • 色の識別能力を評価し、色覚異常(色盲)を検出します。軍や警察、電子機器関連の職業でよく実施されます。検査開始前にサンプルカードで記号やパターンを確認し、片目ずつ約35cm先のカードを見て、見える記号を答えてください。見えない場合はその旨を報告し、反対側の目でも同様に行います。