眼鏡レンズの種類と選び方
かつて眼鏡レンズはガラス製のみでしたが、現在では様々なプラスチック素材や革新的な形状が登場しています。レンズは以前より薄く、割れにくく、色が変わるものまであります。次に眼鏡を購入する際は、ぜひ眼科医や眼鏡店のスタッフにレンズの選択肢について相談してください。
多焦点レンズ
遠近両用(バイフォーカル)レンズ
遠視や近視の方が多い中、加齢に伴い遠くも近くも見えにくくなることがあります。バイフォーカルレンズは上下に分かれ、上部が遠距離、下部が近距離(読書など)用に設計されています。
トリフォーカルレンズ
バイフォーカルに加えて中間部が設けられ、遠距離と近距離の間の中距離に対応します。
プログレッシブレンズ
トリフォーカルと同様の機能を持ちますが、レンズが段階的に区切られているのではなく、上から下へ滑らかに焦点が変化する連続的な設計です。
ポリカーボネートレンズ
ポリカーボネートは衝撃に強いプラスチック素材で、ガラスレンズより割れにくく、子供や安全眼鏡、スポーツゴーグルに適しています。欠点は傷がつきやすい点です。素材自体が有害な紫外線をブロックするため、別途UVコーティングを施す必要はありません。
光変色レンズと着色レンズ
サングラス用の着色レンズはガラス・プラスチックどちらでも作られますが、必ず紫外線カット機能があるものを選びましょう。UVカットされていない安価なサングラスは、暗い色が瞳孔を開かせ、逆に目に有害な紫外線を多く取り込んでしまいます。光変色レンズは、太陽光に当たると透明から着色へと自動で変化し、屋内外で快適に使用できます。
高屈折率プラスチックレンズ
度数が強いほどレンズは厚くなりがちですが、高屈折率素材は光をより効率的に屈折させるため、同じ度数でも薄く作れます。厚みや重さを抑えたい強度の高い処方の方に適しています。
非球面レンズ
従来の球面レンズは均一な曲面ですが、非球面レンズは中心部に向かって徐々に平坦になる複雑な光学設計です。これにより、強い処方でも薄く軽いレンズが実現し、顔への見た目の影響(例:遠視の「虫眼鏡」効果)も軽減されます。多くは高屈折率プラスチックで製造されます。
