植物プランクトンと緑内障の関係
カロテノイド
植物や光合成生物(藻類など)は600以上のカロテノイドを生成し、酸素を含むキサントフィルと酸素を含まないカロテンの2群に分かれます。
カロテノイドは通常黄色・赤色・橙色の有機色素で、研究室でも合成可能です(例:ジョン・ミナテリ博士)。
アスタキサンチン
アスタキサンチンはサケ、カニ、オキアミなどに含まれる赤橙色のカロテノイドで、微細藻類のヘマトコッカス・プルビアリスが最も豊富な供給源です。
強力な抗酸化作用により、眼の健康や緑内障、がん、アルツハイマーなど神経変性疾患の予防に関与するとされています。血液脳関門を通過できる数少ないカロテノイドの一つです。
保護機構
ヘマトコッカス・プルビアリスは紫外線から身を守るためにアスタキサンチンを生成します。
人間の網膜(視神経に接する内部の皮膚)でも、アスタキサンチンは同様に環境ダメージから保護すると考えられています。
緑内障
緑内障は視神経が損傷し、徐々に視力が不可逆的に失われる重篤な疾患です。症状は視力低下のみであるため、定期的な眼科検診が重要です。特にアフリカ系アメリカ人に多く、早期発見すれば手術やレーザー治療で進行を食い止められます。
商業利用
医療分野での利用に加え、アスタキサンチンは動物飼料や魚の餌の着色料としても使用され、米国食品医薬品局(FDA)に承認されています。
以上のように、植物プランクトン由来のカロテノイドは眼疾患予防に期待でき、今後の研究が待たれます。
