LASIKの要件と適応条件
LASIKとは
LASIKは、眼科医がレーザーを用いて角膜の形状を変えることで屈折異常を矯正し、眼鏡やコンタクトレンズなしで視力を回復させる手術です。角膜と水晶体が協調して光を焦点に合わせる役割を果たす眼において、屈折異常があると光が正しく結像せず、視界がぼやけます。角膜を適切に再形成することで、光が正しく屈折し、視力が向上します。
基本的な身体条件
- 手術を受けるには18歳以上であること。
- 視力が最低でも1年間は安定していること。25歳未満やホルモン変動、妊娠・授乳中、特定の薬剤使用者は屈折が変動しやすく、適応外になることがあります。
- 角膜に瘢痕や異常(外傷、疾患、加齢によるもの)がある場合は対象外。
- 瞳孔径が適正範囲内で、角膜の厚さが手術に十分な厚さであること。
- 重度の視力障害や過去にLASIK・他の屈折手術を受けた人は、効果が期待できない可能性があります。
疾患・健康状態の条件
- 過去1年以内に眼感染症、角膜疾患、網膜疾患、ヘルペス性角膜炎、眼の炎症、ドライアイ、外傷があった場合は手術不可。
- 多発性硬化症、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患を持つ人は対象外。
- 免疫抑制剤やステロイドなど、治癒を妨げる薬剤を使用している場合は、術前に必ず医師と相談してください。
- その他、眼に影響を与える可能性のある薬剤についても、術前に担当外科医へすべて報告しましょう。
生活習慣に関する条件
- 一部の職種(軍人や特定の専門職など)は、LASIK手術を受けられない場合があります。就業先や所属団体の規定を事前に確認してください。
- ボクシングやラグビーなど、顔や目への衝撃が頻繁に起こるコンタクトスポーツの選手は、術後のリスクが高くなるため適応外です。
- 手術後は定期的な診察と、目をこすらない、コンタクトレンズの使用を控えるなどの行動制限が必要です。
- 視力の回復速度や合併症リスク(低いですが存在)について、現実的な期待を持つことが重要です。
