バイフォーカルコンタクトレンズの同心リングとは?
老眼(40〜45歳頃に多く見られる視力低下)を矯正するために、遠距離と近距離の度数を組み合わせたバイフォーカルコンタクトレンズが使用されます。その中でも「同心リング」方式は、すなわちレンズの中心と周囲に異なる度数のリングを配置したデザインです。
タイプ
- アスフェリックと同心リングは最も一般的なバイフォーカルレンズです。低度数(弱い処方)ではアスフェリックレンズが適しています。アスフェリックレンズはレンズ全体に遠近両方の度数が均一に分布しています。
- 同心リングレンズは、すなわち中心部に遠距離または近距離の度数を配置し、その周囲に1つ以上のリング状の度数帯を設けます。別名「環状レンズ」や「同時視」レンズと呼ばれ、遠近の矯正が層状に重なります。
- モノビジョンは、片目に遠距離用、もう片目に近距離用のレンズを装着し、脳が距離に応じて使用する目を切り替える方式です。厳密にはバイフォーカルではありませんが、実質的に異なる度数を提供します。
素材
- 同心リングバイフォーカルは、ハード(ガス透過性)レンズ(RGP)またはソフトレンズのいずれでも製造できます。ハードレンズは中心部に遠距離度数(センターディスタンス)を配置することが多く、ソフトレンズは中心に近距離度数(センターニア)を配置します。
特徴・利点
- 同心リングは「画像ジャンプ」と呼ばれる視覚的な不快感を抑えます。画像ジャンプは、レンズ上の線が目に入ると遠距離から近距離へ度数が急激に変わり、視界が乱れる現象です。リング構造は遠近の度数が同時に見えるため、画像ジャンプが起こりにくくなります。
視覚への影響
- 遠近の度数が常に視界に混在するため、目と脳が情報を統合するまでに時間がかかります。遠くの対象が近距離リングを通過したり、近くの対象が遠距離リングを通過したりするため、最初はピントが合わない感覚が生じます。慣れるまでに数日から数週間要することがあります。
選択時の留意点
- 最適なバイフォーカルレンズは個人差が大きく、試着と調整が必要です。眼科医は通常、1〜2週間の試用レンズを提供し、必要に応じて複数回のフィッティングを行います。
