眼圧が上昇する原因と対処法
機能
眼は「房水(ぼうすい)」と呼ばれる液体で満たされており、これが一定の圧力を保つことで眼球の形状や動きを維持し、乾燥や刺激から保護します。房水は眼内を循環し、角膜や水晶体を潤す重要な役割を果たします。
識別
眼圧は房水の産生と排出のバランスが崩れ、過剰にたまると上昇します。正常な眼圧は一定の範囲に保たれますが、房水が過剰に溜まると眼圧が高くなり、眼球や視神経にダメージを与える危険があります。
原因
眼圧上昇の主な原因は緑内障です。緑内障は房水の産生過多や排出障害により眼圧が徐々に上がり、視神経を圧迫して視野が狭くなります。糖尿病も緑内障リスクを高める要因とされています。
潜在的な危険性
眼圧が上がると視神経が圧迫され、不可逆的な視力低下や失明につながります。早期に対処しないと、視野欠損が進行します。
治療法
まずはプロスタグランジン点眼薬を使用し、房水の排出を促進します。効果が不十分な場合はベータ遮断薬で房水の産生を抑制します。薬物療法でコントロールできない場合は、レーザー手術や外科的手術で房水の流路を改善します。
予防
定期的な眼科検診が最も重要です。特に緑内障や糖尿病の既往がある人は、年1回以上の眼圧測定を受けましょう。また、糖尿病の血糖管理を徹底し、処方された薬を正しく服用することも予防につながります。
