角膜擦過傷(ひっかき眼)

角膜の透明な表面が擦れたり引っ掻かれた状態を指し、数日で自然に治癒することが多いです。症状は主に前眼部に現れます。

  • 光への過敏感:明るい光で目がきらめき、瞬きや痛みを伴うことがあります。
  • 涙と痛み:傷ができた直後から数時間以内に激しい痛みと大量の涙が出ます。
  • 視力低下:ぼやけた視界になることがありますが、通常は一過性です。
  • 浮遊物(フロートァー):小さな点や糸くずのように見えることがありますが、これは傷の影響で一時的に現れます。

網膜剥離

眼球の裏側にある網膜が、基底組織から剥がれる状態です。緊急性が高く、外科的処置が必要です。

  • 光のフラッシュや光帯:実際には存在しない閃光や光の筋が見えることが、最初の典型的な症状です。
  • 浮遊物(フロートァー):傷によるものと同様に見えるが、網膜が剥がれる過程で増加します。
  • 視野欠損(カーテン様):視界の一部が暗くなり、カーテンや月のように見えることがあります。時間とともに広がります。
  • 痛みは少ない:眼球自体の痛みはほとんどなく、むしろ視覚的変化が主症状です。

診断と受診の目安

上記の症状が現れた場合は、すぐに眼科専門医を受診してください。軽度の角膜擦過傷でも、感染や瘢痕化を防ぐために適切な治療が必要です。一方、網膜剥離は視力低下を防ぐために緊急手術が求められます。