緑内障の治療法:薬物・レーザー・手術の選択肢
薬物療法
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点眼薬や内服薬で眼内の房水(眼の液体)量を減らし、眼圧を下げます。眼圧が下がることで視神経へのダメージや失明の進行を抑制できます。点眼薬はβ遮断薬、α作動薬、炭酸脱水酵素阻害薬などがあり、房水の産生を抑えるものと、房水の流出を促すプロスタグランジン類似薬や縮瞳薬・エピネフリン作製薬があります。炭酸脱水酵素阻害薬は点眼薬だけでなく経口薬としても使用されます。
眼圧低下薬以外にも、視神経保護を目的した薬(例:メマンチン)などが処方されることがあります。これらも処方箋が必要です。
点眼薬は1日数回の使用が基本で、症状がなくても継続して使用する必要があります。緑内障は無症状で進行することが多く、自己判断で中止すると視力低下が進む恐れがあります。
一部では医療用大麻が眼圧を一時的に下げる効果が報告されていますが、効果は3〜4時間と短く、法律や社会的な問題もあるため、使用は慎重に検討されます。
レーザー治療
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レーザーを用いた手術は房水の排出を促したり、産生を抑えることで眼圧を下げます。開放隅角緑内障(房水の排出が遅く眼圧が上がるタイプ)には選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)やアルゴンレーザー線維柱帯形成術が有効です。これらは10〜20分で終了し、比較的安全です。
狭隅角緑内障(排出路が狭く急激に眼圧が上昇するタイプ)にはレーザー周辺虹彩切開術やレーザー毛様体体光凝固術が選択肢となります。虹彩切開術は虹彩に小さな穴を作り、角膜と虹彩の間隔を広げて房水の流れを改善します。毛様体体光凝固術は房水を産生する毛様体体を部分的に破壊し、房水の産生量を減少させます。これらは他の治療が効果を示さない場合の最終手段とされます。
従来の外科手術
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点眼薬やレーザーで十分な効果が得られない場合、房水の排出口を新たに作る「小梁切除術(トラベクュレクトミー)」が行われます。強膜に小さな切開を入れ、房水が外部へ流出できる通路を確保します。近年は強膜に大きな穴を開けるのではなく、薄い組織層を通して排出させる方法や、線維柱帯の一部を除去して自然排出を促す手術が主流です。
重症例や小児の場合、房水排出用インプラント(チューブ)を用いた手術が選ばれることがあります。インプラントは眼内にチューブを設置し、余分な房水を機械的に排出しますが、原発性緑内障の高度なケースでは効果が限定的です。
