眼球突出症(バルジングアイ)とは – 原因・症状・治療法

概要

眼球突出症(バルジングアイ)は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで眼球の後方組織が腫れ、眼球が突出する疾患です。外観の変化や視力低下、最悪の場合は失明に至ることもあります。

症状

  • 眼球の後方にある脂肪や結合組織の腫脹
  • 眼球の痛み、違和感、赤み
  • 眼球が大きくなり、眼窩から突出する
  • 重症例では二重視(複視)や視力低下が見られることも

原因

主な原因は甲状腺ホルモン(チロキシン)の過剰産生です。ロチェスター大学眼科研究所によると、炎症が眼球後方の線維芽細胞を刺激し、過剰な結合組織タンパク質や脂肪様細胞を生成させることで眼球が腫れ、突出します。

治療法

  • 眼球の乾燥を防ぐため、人工涙液や潤滑剤の点眼が基本です。
  • 症状が重い場合は、甲状腺ホルモンの産生を抑える薬物療法や放射性ヨード治療が行われます。
  • 根本的な治癒法はまだ確立されていませんが、研究は進行中です。
  • 重症例では、機能回復と外観改善を目的に眼窩減圧手術や形成外科的手術が行われます。

予防・生活習慣

甲状腺機能のバランスを保つことが予防につながります。バランスの取れた食事、十分な睡眠、定期的な運動を心がけ、甲状腺の健康を維持しましょう。

目と視力障害 - 関連記事