ポリカーボネート製安全メガネの安全性と選び方

安全メガネは作業やスポーツ時に目と頭部を保護します。レンズ素材として最も推奨されるのは、破砕に強いプラスチックの一種であるポリカーボネートです。米国規格協会(ANSI)はポリカーボネートレンズとフレームに対して基準を設けており、基準を満たした製品は「Z87‑2」の刻印が入ります。

素材

レンズはガラス、プラスチック、ポリカーボネートのいずれかで作られます。ガラスは最も重く、割れやすいです。プラスチックはガラスより軽く、割れにくいものの、製造工程は加熱と冷却をゆっくり行います。ポリカーボネートはさらに軽く薄く、射出成形で高速に加工されます。衝撃が加わると、ガラスやプラスチックが割れるのに対し、ポリカーボネートは曲がることでエネルギーを吸収し、破損リスクが低減します。

衝撃耐性

ルイビル大学医学部眼科・視覚科学部門の研究によると、ポリカーボネートは安全レンズとして最高の衝撃耐性を示します。完全に粉砕しない素材ではありませんが、破損した場合は大きな欠片に分かれるため、ガラスや一般プラスチックのように多数の細かい破片が飛散する危険性が低くなります。

フレーム

ポリカーボネートレンズを安全に使用するには、専用の安全フレームが必要です。通常の「ドレス」用メガネは衝撃時にレンズが外れやすく、二次的な怪我を招く恐れがあります。安全フレームは一体型の非処方レンズセットとして販売され、ANSI基準を満たすものは「Z87‑2」の刻印が付いています。

フィット感

安全メガネは顔にしっかりと密着させることが重要です。眼鏡店の専門スタッフが顔幅や耳にかかるテンプル長さを測定し、最適なサイズのフレームを提案します。適切にフィットしたメガネは視界を確保しつつ、衝撃からの保護効果を最大化します。

お手入れ方法

ポリカーボネートメガネは中性洗剤で洗い、柔らかい布で乾かしてください。プラスチックより柔らかいため、傷がつきやすく、傷防止コーティングがあっても注意が必要です。深いキズやチップ、ひび割れがある場合は安全性が損なわれるため、速やかに交換しましょう。

子供の安全

子供用の安全メガネは、衝撃に強く軽量なポリカーボネート素材が唯一推奨されます。安全性と快適さを両立できるため、学校やスポーツ活動での使用に適しています。

紫外線保護とUV特性

ポリカーボネートレンズは元々UVカット機能を持ち、99%以上の紫外線を吸収します。紫外線から目を守ることは、皮膚の紫外線対策と同様に重要で、長時間の屋外活動でも安心して使用できます。

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