視覚障害について

原因

視覚障害はさまざまな要因で起こります。白内障、緑内障、黄斑変性、ビタミンA欠乏、弱視、糖尿病性網膜症などが主な原因です。視力低下は通常、幼少期や高齢期に起こり、思春期に起こることは稀です。思春期に視覚障害が生じる場合、多くは外傷や頭部外傷が原因です。先天性失明は遺伝や母体から胎児への感染により生まれつき視覚が損なわれる状態です。

程度

視覚障害は程度により分類されます。中等度・重度の視覚障害、そして全盲があります。中等度の障害はある程度の視力は残っており、拡大鏡や大きな文字での読書が可能です。重度の障害(低視力)は、眼鏡やコンタクトレンズを使用しても通常の読書距離で文字を見ることが困難です。法的盲目と呼ばれるのは視力が20/200未満の場合で、これ以上の視覚が残っていない状態です。全盲は視覚が全くない状態を指します。

統計

世界保健機関(WHO)の統計によると、全世界で約3億1400万人が視覚障害者とされています。そのうち約4500万人が全盲です。女性は男性に比べて視覚障害のリスクが高く、特に高齢者に多く見られます。視覚障害の85%は予防可能とされていますが、障害者の87%が開発途上国に住んでいるため、適切な治療が遅れるか受けられないことが多いです。一方で、病気による失明者数は近年減少しています。

検査

視覚障害が疑われる場合は、眼科医の診察を受けることが重要です。眼科医は眼球の構造、視距離、眼圧、視野などを検査し、障害の有無や程度を判断します。

治療

視覚障害の原因に応じて治療法は異なります。屈折異常は眼鏡やコンタクトレンズで矯正でき、眼圧が原因の疾患は点眼薬で管理できます。白内障などの重度障害は手術で水晶体を除去し、人工レンズを挿入することで視力が回復します。

治療が不可能な失明の場合は、盲導犬、音声認識ソフト、点字などの支援技術が利用されます。また、遺伝子治療による視覚回復の研究も進められています。

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