眼瞼開閉障害(ALO)の治療法
眼瞼閉鎖障害(Apraxia of Lid Opening、略称ALO)は、眼瞼を開く筋肉の運動機能が低下し、まぶたを上げることが困難になる疾患です。女性に多く、60代~70代で発症することが一般的です。パーキンソン病や進行性核上性麻痺(PSP)などの基礎疾患が原因となることが多く、これらの疾患が進行するとALOが出現します。
医療的治療
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第一選択として、眼輪筋(眼瞼を閉じる筋)へのボトックス注射が行われます。効果は個人差がありますが、約3週間程度の一時的な改善が期待できます。
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パーキンソン病治療薬のレボドパも、ALOの症状改善に有効であると報告されています。
外科的治療
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薬物療法やボトックス注射で十分な効果が得られない場合、外科的介入が検討されます。代表的な手術は前頭筋懸垂術(フロントリスサスペンション)または眉リフトです。上眼瞼のしわ部に小さな切開を行い、眼輪筋の一部を除去します。手術後もボトックス注射を併用することが多いです。
新規代替治療
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英国ロイヤル・カレッジ・オブ・オプトロマリストは、角膜コンタクトレンズを用いた新しい治療法を報告しています。このレンズはボトックス治療と併用することで、一時的ながら症状改善に寄与するとされています。
適切な対処
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眼瞼開閉障害自体は生命に直接関わるものではありませんが、基礎にある疾患(例:パーキンソン病、PSP)は進行性で重篤になる可能性があります。まぶたが動かなくなったら速やかに医師の診察を受け、原因疾患の有無を確認することが重要です。
