近視(近視眼)とは何か

概要

近視(近視眼)とは、近くのものははっきり見えるが、遠くのものがぼやけて見える視力障害です。米国では「nearsightedness」、英国や欧州では「short‑sightedness」と呼ばれます。英国では約500万人、米国では約20%が近視とされています。

原因と発生メカニズム

ほとんどの近視は眼球の形状変化が原因です。正常な眼球はほぼ球形ですが、近視の人は眼球がやや長くなり、楕円形に近い形になります。その結果、入射した光が網膜の前で結像し、遠くの像がぼやけます。角膜や水晶体の形状変化も近視を引き起こすことがあります。

主な症状

  • 遠くの物がぼやけて見える
  • テレビや黒板を見るときに目を細める、顔をしかめる
  • 目の疲れや頭痛が頻繁に起こる

診断方法

視力検査(眼科検査)で近視かどうかを判定します。視力表で遠くの文字を読ませるほか、眼科医が眼球の形状や屈折状態を測定し、近視の程度(軽度・中等度・高度)を評価します。

治療・矯正方法

  • 眼鏡:レンズで光の焦点を網膜上に移し、遠くの像をはっきりさせます。
  • コンタクトレンズ:角膜に直接装着するソフトシリコンレンズ。透明レンズだけでなく、カラーコンタクトも選べます。
  • レーシック(LASIK):レーザーで角膜の形状を再形成し、屈折力を調整する手術です。全ての人に100%の効果があるわけではありませんが、視力が大幅に改善するケースがあります。

予防と注意点

現在、近視を根本的に防止する確立された方法はありません。長時間のテレビ視聴や読書が近視の原因になるという俗説は誤りです。FDAが承認した近視の治療薬はまだ存在しません。

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