黄斑変性に有効なビタミンと抗酸化剤の治療法
重要性
現在、黄斑変性に対する根本的な治療法はなく、失われた視力を回復させる方法もありません。しかし、視力を維持・向上させる治療は存在します。米国国立眼研究所(NEI)の報告によれば、AREDS(Age‑Related Eye Disease Study)で使用されたビタミンと抗酸化剤は、安全かつ有効な治療法として確認されています。
目的
ビタミンと抗酸化剤を高濃度に配合した処方は、黄斑変性の初期段階である乾性黄斑変性から、視力低下が急速に進行する湿性黄斑変性への進行を抑えることを目指します。主な目的は、疾患の進行を遅らせ、できるだけ長く視力を保つことです。
ビタミンと抗酸化剤
NEIによると、AREDS処方にはビタミンC、ビタミンE、ベータカロテン、酸化亜鉛(ZnO)および酸化銅(CuO)が高用量で含まれています。また、CNN.comが報じた別の研究では、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸が加齢性黄斑変性の予防に有効であることが示されています。
有効性
約3,600人を対象とした大規模臨床試験で、AREDSビタミン処方を摂取した群は、進行した黄斑変性になるリスクが25%低減したとNEIは報告しています。この結果は、病状が進行しやすい高リスク患者にとって、ビタミンが重要な役割を果たすことを示唆しています。
専門家の見解
AllAboutVision.comによれば、NEIと全国100以上の臨床センターが2005年に開始したAREDS第2相試験では、オメガ‑3脂肪酸やルテイン・ゼアキサンチン(緑葉野菜に含まれる)などの栄養素が同様の効果を示すかどうかが検証されています。現在、結果はまだ公表されていません。
