新生児が目を背中に転がし、数秒間呼吸しなくなる原因は?
乳児痙攣(infantile spasms)とは
乳児痙攣は、稀ながらも重篤な神経疾患で、生後数か月の赤ちゃんに突然起こる短時間の痙攣発作が特徴です。発作中は体が硬直し、目が頭の後方へと転がり、数秒間呼吸が止まることがあります。
原因とリスク要因
正確な原因は不明ですが、脳の電気活動の乱れが関与していると考えられています。脳の損傷や先天性異常を伴う赤ちゃんに起きやすく、特に結節性硬化症やダウン症などの遺伝性疾患を持つ子どもに多く見られます。
診断のポイント
乳児痙攣は、泣き止まない(コリック)や逆流性食道炎、サンディファー症候群などと誤診されやすいです。早期に正確な診断を受けることが重要で、脳波検査(EEG)や画像診断が主な手段となります。
治療法
主な治療は薬物療法で、ステロイドや副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が使用されます。症例によっては外科手術が検討されることもあります。早期治療により予後が改善する可能性がありますが、発達遅滞や長期的な神経障害のリスクは残ります。
注意点
赤ちゃんに上記のような症状が見られたら、すぐに小児科医または神経科専門医に相談してください。早期の診断と適切な治療が、将来的な合併症の予防につながります。
