水晶体亜脱臼の原因は?結合組織疾患と外傷が主な要因
人間の眼球の水晶体は虹彩と瞳孔のすぐ後ろに位置し、毛様体体から360度にわたる靭帯で吊るされています。これらの靭帯は体内の他の靭帯と同様に結合組織で構成されています。
主な原因
- マルファン症候群、Weill‑Marchesani症候群、Ehlers‑Danlos症候群、無虹彩症(アニリディア)などの結合組織疾患
- 眼球への外傷(鈍的外傷・鋭利な穿刺外傷)
マルファン症候群
結合組織に異常がある遺伝性疾患で、身長が高く四肢が長くなる特徴があります。この疾患では水晶体の靭帯が弱くなり、亜脱臼が起こりやすくなります。
その他の結合組織疾患
Weill‑Marchesani症候群やEhlers‑Danlos症候群も結合組織に影響し、マルファン症候群と同様に水晶体亜脱臼を引き起こすことがあります。全身の結合組織が弱まると、眼の靭帯も弱くなるためです。
無虹彩症(アニリディア)
先天的に虹彩が欠如する疾患で、虹彩がないため水晶体を支える構造が不十分になり、亜脱臼しやすくなります。
外傷
強い鈍的外傷は水晶体を支える靭帯を破壊し、亜脱臼をもたらします。また、鋭利な物による穿刺外傷は靭帯を切断し、同様の結果を招きます。
