睡眠不足はドライアイを引き起こすのか?
簡潔に言うと「はい」です。睡眠不足はドライアイの一因となります。目が乾き、赤みやかゆみが出たときに、友人が「最近寝てる?」と尋ねるのはそのためです。ただし、睡眠不足がドライアイの唯一・主要な原因というわけではなく、医療機関はまず他の要因を検討します。
生理学的要因
ドライアイの主な原因は、涙の分泌量や質の低下です。涙は水分・粘液・油脂の3成分からなり、これがバランスよく保たれることで目表面が潤います。水分が多すぎても油脂が不足しても、十分な潤滑が得られず、乾燥・赤み・かゆみが生じます。
まばたきと乾燥
まばたきは涙を均一に広げ、目を保湿する重要な動作です。まぶたの機能障害や、長時間の読書・運転などで集中するとまばたき回数が減少し、結果的に目が乾きやすくなります。そのため、睡眠不足のときに乾燥感を覚えるのは、直接的に睡眠が原因というよりも、まばたきが減少することが関係しています。
環境要因
エアコンや乾燥した気候は目の水分を奪う大きな要因です。気温や湿度の変化は、皮膚が乾くのと同様に角膜からも水分を奪います。
睡眠と目の健康の関係
睡眠は1日の目の使用から回復させる時間です。睡眠中に目は休息し、次の日に備えて潤いを取り戻します。睡眠不足になると、目は全身と同様に疲労し、乾燥感や違和感が強まります。
その他の原因と対策
関節リウマチなどの疾患や、経口避妊薬などの薬剤もドライアイを引き起こすことがあります。加齢に伴い涙の分泌量が減少するのも自然な現象です。オメガ3脂肪酸(サーモンやくるみなどに含まれる)を摂取すると、涙の質が改善され、乾燥を防ぎやすくなるとされています。
