眼圧が上昇する原因とは?

眼圧が上昇すると視力障害や失明につながりますが、症状はゆっくりと進行し、痛みを伴わないことが多いです。稀に急激な緑内障発作が起こり、強い痛みや頭痛を伴うこともあります。高眼圧(眼圧亢進)は無症状のまま視神経を徐々に損傷し、視力を失う危険があります。

眼圧上昇の仕組み

眼球内の房水は常に生成・排出されており、角膜と水晶体の間や水晶体の後ろにある線維組織の間を循環しています。排出がうまくいかずに房水がたまると眼圧が上がり、最終的に視力低下を招きます。

開放隅角緑内障

房水は角膜と虹彩の間にある「排水角」から流れ出します。この角には細かな管(小梁網)があり、房水を排除する役割を担っています。小梁網が何らかの原因で閉塞すると、房水が眼内に逆流し眼圧が上昇します。これが開放隅角緑内障です。小梁網がなぜ閉塞しやすくなるのかはまだ完全には解明されていません。

閉塞隅角緑内障

虹彩が前方に突出し、排水角を完全に塞いでしまうと房水の排出ができなくなります。眼圧が急激に上昇し、視神経に強いダメージを与えることがあります。閉塞隅角緑内障は徐々に進行する場合と、急激に発症する場合があります。

主な原因

虹彩の炎症や腫脹は眼圧上昇の大きな要因です。以下のような状況が関与します。

  • 特定の点眼薬が虹彩を刺激する
  • 糖尿病や白内障の進行による炎症
  • 長期間のステロイドやコルチゾン使用
  • 眼外傷(過去のものも含む)による排水路の閉塞

その他の要因

先天的に小梁網が十分に発達していない場合、房水の正常な流れが阻害され、眼圧が上がりやすくなります。

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