パタノール(オロパタジン点眼液)の成分と使用上の注意

目のかゆみや充血に悩むとき、症状を和らげるだけでなく、使用する点眼薬の成分や作用について知っておきたいものです。パタノールはアルコン・ラボラトリーズ社が販売する処方点眼薬で、アレルギー性結膜炎の症状緩和に用いられます。以下に、製品添付文書に基づく成分情報と注意点をまとめました。

有効成分

パタノールの有効成分は抗ヒスタミン剤のオロパタジンです。オロパタジンは眼の肥満細胞からヒスタミンの放出を抑制し、アレルギー反応による赤みやかゆみを軽減します。

製品添付文書によれば、1 mlあたりオロパタジン塩酸塩が1.11 mg含まれています(これはオロパタジン本体で約1 mgに相当)。点眼として使用した場合、血中への移行は極めて少なく、体内に入ったごく一部は尿中に排泄されます。

防腐剤

本剤に含まれる防腐剤はベンザルコニウム塩化物です。細菌や一部ウイルス、酵母、カビの増殖を抑える働きがあります。

ソフトコンタクトレンズはベンザルコニウム塩化物を吸着しやすいため、点眼後は最低でも10分以上経ってからレンズを装着してください。

賦形剤(不活性成分)

パタノールの不活性成分は以下の通りです。

  • 精製水
  • 塩化ナトリウム
  • リン酸二水素ナトリウム
  • 塩酸/水酸化ナトリウム(pH調整用)

これらは有効成分の希釈や点眼液のpHバランス維持に使用されています。

注意事項・禁忌

パタノールは経口投与や注射用ではありません。血中への移行はごくわずかですが、授乳中の母乳や胎児への影響は明らかにされていません。妊娠中・授乳中の方は使用前に必ず医師に相談してください。

オロパタジン塩酸塩または本剤の他の成分にアレルギーがある場合は使用を中止し、医師の指示を仰いでください。

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