トラコーマの治療法
トラコーマはクラミジア・トラコマティスという細菌が原因で起こる眼感染症です。初期症状は結膜炎に似ており、目が赤くなり、涙が出ます。放置すると角膜が損傷し失明に至ることがありますが、早期に診断すれば抗生物質で簡単に治療できます。
テトラサイクリン点眼薬
テトラサイクリン点眼薬はトラコーマの第一選択となる治療法です。クリーム状の薬剤を患部に数日間塗布し、感染が消失するまで使用します。
経口アジスロマイシン(ジスロマックス)
経口アジスロマイシンは、点眼薬に代わる便利な治療法として広く用いられています。多くの場合、他の抗生物質よりも効果が高いとされていますが、薬価が高いため代替薬が推奨されることもあります。
その他の抗生物質
エリスロマイシンやドキシサイクリンなど、他の抗生物質が処方されることもあります。これらは点眼薬または経口投与の形で使用されます。
二層瞼回転術(重症例)
トラコーマが進行し、瞼の瘢痕化でまつげが内向きになる「内翻」が起こった場合に行う手術です。瞼を切開し回転させて正常な開閉ができるようにします。手術時間は約15分で、成功率は高いとされています。
角膜移植
重症例では失明を防ぐために角膜移植が検討されます。費用が高く回復に時間がかかるため、頻繁に行われる治療ではありません。
