PANDAS(小児自己免疫性神経精神障害)とは?
PANDAS(小児自己免疫性神経精神障害)とは
PANDASは、咽頭炎や猩紅熱などの溶血性連鎖球菌感染後に、免疫系が誤って脳の基底核を攻撃することで起こると考えられる、子どもに発症する神経精神障害です。
主な症状
突然の重度の強迫性障害(OCD)やチックが出現し、これに不安、イライラ、過活動、集中力低下などが伴うことが多いです。症状は感染の再発とともに波状に現れ、消えることがあります。
原因とメカニズム
正確なメカニズムは未解明ですが、感染に対する免疫応答が過剰になり、脳の運動・行動制御に関わる基底核を誤って攻撃することで症状が引き起こされると考えられています。
罹患率と対象年齢
全体では約200人に1人の割合で発症し、主に3歳から12歳までの子どもに見られます。男性の方が女性よりも発症しやすい傾向があります。
治療法
治療は、基礎となる溶血性連鎖球菌感染を除去する抗生物質、OCDやチックを管理する行動療法、そして不安や過活動を抑える薬物療法の組み合わせが基本です。重症例では、免疫系を抑制する静脈内免疫グロブリン(IVIG)療法が検討されることもあります。
