スキューバダイビング後に発疹が悪化し、体調を崩しました。原因は何ですか?
減圧症(エンバウ)とは
スキューバダイバーが深い水深から急速に浮上すると、体内に溶け込んだ窒素が小さな気泡となって組織に残ります。これが減圧症と呼ばれる状態で、俗に「ザ・バンズ」とも言われます。
主な症状
減圧症の症状は軽度から重度まで幅広く、以下のようなものがあります。
- 皮膚の発疹やかゆみ、赤み
- 倦怠感、筋肉痛、関節痛
- めまい、吐き気、頭痛
- 神経症状(しびれ、麻痺、痙攣、意識障害)
緊急時の対処法
減圧症が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診してください。主な治療は「減圧治療室(ハイパーバリックチャンバー)」での酸素吸入です。高圧環境下で窒素気泡が縮小し、症状が緩和されます。
減圧症を防ぐためのポイント
以下の注意点を守ることで、減圧症のリスクを大幅に減らすことができます。
- 深い潜水では、推奨される上昇速度(一般的に1分間に10メートル以下)を守る。
- 上昇途中で安全停止(例:5メートルで3分)を行い、窒素の排出を促す。
- 同一日に複数回の潜水を行う場合は、十分な表面時間(少なくとも1時間)を確保する。
- 潜水前後は十分な水分補給を心がけ、脱水を防ぐ。
- アルコールやカフェインは脱水を助長するため、潜水前後は控える。
- 持病がある場合は、潜水前に医師と相談し安全性を確認する。
これらの対策を実践し、楽しく安全なダイビングを楽しんでください。
