子宮頸部異形成(CIN)のステージと治療法
子宮頸部異形成(CIN)は、子宮頸部の細胞ががんへ進行する可能性のある初期変化です。主にパップスミア検査で発見され、早期に診断・治療すれば高い治癒率が期待できます。
ステージ0(原位癌)
子宮頸部の表層にのみ異常細胞が存在し、がん細胞はまだ浸潤していません。治療法としては、生検、レーザー手術、LEEP(ループ電気外科的切除術)や外科的切除が選択されます。
ステージ IA
がんが子宮頸部に限局し、組織の深層にごく少量のがん細胞が存在します。生検で診断し、子宮全摘、内部放射線療法、卵巣・リンパ節・腫瘍の除去が行われることがあります。
ステージ IB
がん細胞が子宮頸部内に広がり、まだ他部位へ転移していません。内部・外部放射線療法、根治的子宮全摘、リンパ節郭清、化学療法が組み合わせて行われます。
ステージ IIA
がんが子宮体部上部2/3まで広がりますが、骨盤内に留まります。治療は内部・外部放射線、根治的子宮全摘、リンパ節郭清、化学療法などです。
ステージ IIB
がんが膣へ浸潤することがありますが、骨盤内に限定されます。主に放射線療法と化学療法が用いられます。
ステージ III
がんが骨盤全体に広がり、膣下部や尿管閉塞などが見られます。放射線療法(内部・外部)と化学療法が中心です。
ステージ IVA
がんが膀胱や直腸など、子宮頸部近傍の臓器に浸潤します。比較的稀なステージで、放射線療法と化学療法が行われます。
ステージ IVB
がんが肺など遠隔臓器へ転移します。非常に稀ですが、症状緩和を目的に放射線療法や化学療法が選択されます。
