子宮筋腫と壊死の概要
子宮筋腫とは
子宮筋腫は子宮にできる良性腫瘍で、癌ではありません。多くの場合、特に症状がなければ経過観察のみで済みます。
症状
- ほとんどの女性は自覚症状がなく、偶然の検査で判明します。
- 症状が出る場合は、腹部の膨満感、腹痛、月経過多や不正出血などがあります。
薬物療法
- ホルモン産生を抑制する薬剤(例:GnRHアゴニスト、選択的エストロゲン受容体調整薬)で症状を緩和できます。
- 薬の効果は服用期間中のみ持続し、服用を中止すると再発することがあります。
手術療法
- 腹腔鏡や開腹手術、膣手術により筋腫を切除します。
- 子宮動脈塞栓術(UAE)は、血流を遮断して筋腫を壊死させる低侵襲治療です。
壊死(壊死変化)
- UAE後は筋腫の壊死が目的であり、通常は期待される経過です。
- しかし、血流遮断が過度になると、子宮正常組織まで壊死し、合併症を引き起こすことがあります。
合併症と対処法
- 子宮内膜が壊死した場合、壊死組織の除去手術や、場合によっては全子宮摘出術(子宮全摘)が必要になることがあります。
まとめ
子宮筋腫は多くが無症状で経過観察が可能ですが、症状や合併症が出た場合は薬物、手術、UAEなどの治療選択肢があります。特にUAE後の壊死は治療効果の一部ですが、正常組織への影響に注意が必要です。
