はじめに

極端な脱毛が起こると、耳の周辺や頭頂部の付け根だけは毛が残ることが多いです。全頭脱毛症(Alopecia Totalis)は、頭皮全体の毛が完全に失われる状態で、これらの部位も含めて抜け落ちます。

原因

全頭脱毛症の正確な原因は不明ですが、自己免疫疾患が関与していると考えられています。まれに、他の全身性疾患の症状として現れることがあります。また、爪が脆くなり、表面に縦溝ができることも報告されています。

治療法

全頭脱毛症に対して確実に効果がある治療法は現在のところ確立されていません。ミノキシジルやフィナステリドといった発毛薬が部分的な脱毛(円形脱毛症)には有効なことがありますが、頭全体の脱毛に対しては効果が期待しにくいです。治療を検討する際は、専門医と相談し、可能性のある治療オプションや副作用を十分に理解することが重要です。

タイプと進行パターン

脱毛の進行には大きく2つのパターンがあります。

  • 急速に頭全体の毛が抜け落ち、1週間以内に完全に禿げるケース。
  • 円形脱毛症(斑状脱毛)から始まり、徐々に斑点が拡大して全頭脱毛に至るケース。

全頭脱毛症は、40歳以下の男女に比較的多く見られます。

注意点・相談のポイント

脱毛は皮膚や全身の健康状態と関係していることがあります。全頭脱毛症が他の疾患のサインである可能性もあるため、まずは皮膚科や内科の医師に相談し、原因の特定と適切な治療方針を確認しましょう。