ステントの種類と特徴
バイオ吸収性ステント
バイオ吸収性ステントは、ポリマー素材で作られ、血管が回復した後に自然に分解・吸収されます。金属やポリマーの枠組みに生体吸収性のコーティングを施したタイプもあり、時間とともに永久ステントの特性を変化させます。
ベアメタルステント
ベアメタルステントは、ニッケルチタン合金やステンレス鋼などの金属チューブで構成されます。バルーンカテーテルで血管の閉塞部位を拡張した後、金属フレームを留置して血管が閉じないようにします。
ステントグラフト
ステントグラフトは、金属メッシュで支えられた布製の構造体です。主に動脈瘤や血管壁が弱くなった部位の治療に用いられ、破裂リスクを低減しつつ血流を確保します。
薬剤溶出ステント
薬剤溶出ステントは、ベアメタルステントに抗狭窄薬剤をコーティングしたものです。血管壁の細胞増殖を抑制し、再狭窄や血栓形成のリスクを低減します。
遺伝子導入ステント
遺伝子導入ステントは、ポリマーや金属ベースのステントにウイルスベクター(例:アデノウイルス)を組み込み、血管内で遺伝子治療を行うことを目指す実験的な技術です。現在は臨床試験段階にあります。
