LifePak 12 の機能
LifePak 12 の主な役割は、心拍が不整脈や異常なリズムになると、心臓に一瞬電流を流してリセットし、正常な拍動を取り戻すことです。コンピュータの再起動に例えると分かりやすいでしょう。心停止状態に対して除細動を行っても効果はなく、心停止時は CPR が推奨されます。
受診施設との連携
心筋梗塞などで救急車に搬送される際、救急隊員は高度な訓練を受けています。LifePak 12 は Bluetooth により、搬送中のバイタルサインをリアルタイムで受診予定の医師や看護師に送信できます。到着前に医療スタッフがデータを確認し、必要な処置や指示を救急隊員に伝えることが可能です。
単相・双相モードの選択
2005 年の米国心臓協会(AHA)ガイドラインでは、最初の除細動は単相(電流が一方向に流れる)を推奨しています。一方、双相除細動は電流が前半で一方向、後半で逆方向に流れ、使用エネルギーが少なくて済むためバッテリー寿命が長く、充電時間も短縮されます。LifePak 12 は医師の指示に従い、単相・双相のどちらでも使用できる柔軟性を持ちます。実際の臨床研究では、等量のエネルギーを用いた場合、両者に有意差は見られません。
リアルタイム・蓄積レポート
LifePak 12 は 7 種類の重要レポートをリアルタイムまたは後から閲覧できる形で提供します。主なレポートは、初期心電図評価、5 分ごとの自動バイタルサイン取得、動脈圧パルス、バイタルサインのトレンドサマリー、患者情報とグラフ、心拍数表示、そして継続的患者モニタリングです。単に除細動するだけでなく、搬送中の状態を詳細に記録・分析できる点が大きな特徴です。
