EMS・CPRトレーニング

心肺蘇生法(CPR)は、口対口呼吸と胸部圧迫を組み合わせた救命技術です。心停止直後に実施すれば命を救うことができます。EMS(救急医療サービス)提供者向けの訓練プログラムに含まれるCPRは、誰もが学ぶべき重要なスキルです。緊急事態は予告なく起こります。備えておきましょう。

基礎訓練

EMS(Emergency Medical Service)とEMT(Emergency Medical Technician)は、緊急時に一次救命処置を行うための訓練と認証を指す用語です。EMTの訓練は、基礎、Intermediate、パラメディックの3段階に分かれます。

基礎訓練では、CPR、外傷処置、呼吸困難への対応が含まれます。受講者は、American Heart Association または American Red Cross の「医療提供者向けCPR」講座を修了し、米国運輸省の EMT‑Basic カリキュラムに基づく110時間のコースを修了する必要があります。

修了後は、筆記試験と実技試験に合格し、州機関または National Registry of Emergency Technicians(NREMT)による認定を受けます。合格者は Certified First Responder(CFR)および Emergency Medical Technician‑Basic(EMT‑B)の資格を取得できます。

クラスは American Red Cross の地域支部、American Heart Association、コミュニティカレッジ、技術学校、職場での研修などで受講可能です。EMS訓練には高校卒業または GED が必須ですが、基礎 CPR のみなら不要です。

オンラインや職場での CPR 講座、または Humanitarian Relief 組織(例:American Red Cross)でも受講できます。知識や技術のリフレッシュには、Pre‑Hospital Care/EMS シミュレータを活用した訓練が有効です。

中級訓練

EMT Intermediate は最大350時間の集中的な訓練で、薬剤投与、静脈輸液、気道管理や除細動器などの高度機器の操作を学びます。州ごとに教育・経験要件は異なりますが、修了後は Advanced Emergency Medical Technician‑Intermediate(AEMT‑I)として認定されます。

パラメディック訓練

パラメディック訓練は生理学や解剖学の専門知識を含む上級コースで、コミュニティカレッジやジュニアカレッジの Associate in Science プログラムの一部として提供されます。修了者は Advanced Emergency Medical Technician‑Critical Care(AEMT‑CC)および Advanced Emergency Medical Technician‑Paramedic(AEMT‑P)の資格を取得できます。

EMT 訓練の歴史

米国における救急医療サービスの歴史は 1800 年代後期に遡ります。第二次世界大戦中は医師が不足し、主にボランティアが病院や消防署の指揮下で前臨床の救命活動を行っていました。訓練は体系化されず、経験を通じて技術が習得されていました。

EMS 標準

全国的な EMS の標準と手順は米国運輸省(DOT)が策定し、各州の EMS 部門や地域医療諮問委員会が規制・運用しています。

FEMA

米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)は、救急医療対応、捜索救助、緊急管理に関する 120 以上のコースを無料で提供しています。受講は州・地方の警察、消防、捜索救助組織を通じて申し込めます。詳細は FEMA にお問い合わせください。

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