体外衝撃波療法(ESWT)とは?

体外衝撃波療法(ESWT)とは

体外衝撃波療法(Extracorporeal Shockwave Therapy、ESWT)は、高エネルギー音波を用いて体の自然治癒力を刺激する非侵襲的治療です。主に筋肉、腱、関節の慢性疼痛に使用されます。

ESWTの仕組み

治療部位に微細な損傷を与えることで、血管新生や組織再生、炎症抑制といった自然治癒反応が促進されます。

適応症例(FDA承認)

  • 足底筋膜炎:かかとの痛みの主な原因。
  • アキレス腱炎:アキレス腱の炎症。
  • 肩の石灰沈着性腱炎:回旋腱板にカルシウムが沈着。
  • テニス肘(外側上顆炎):肘の外側の腱が炎症。
  • ゴルフ肘(内側上顆炎):肘の内側の腱が炎症。
  • 腱鞘炎(指・親指の引っ掛かり):腱鞘が炎症し、指がロック。
  • 股関節滑液包炎:滑液包の炎症。

ESWTのメリット

  • 非侵襲的で手術や注射が不要。
  • ほとんど痛みがなく、軽い不快感程度。
  • 疼痛軽減と機能改善の効果が多数の研究で確認。
  • 保険適用されるケースが多い。

主なリスク・副作用

  • 治療部位の皮下出血や青あざ。
  • 一時的な腫れ。
  • 治療中・治療後の軽い痛み。
  • 稀に感染のリスク。

治療の流れ

診療所や外来クリニックで行われます。患者は治療台に仰向けに寝かせ、治療部位を清拭・シェービング後、ジェルを塗布して音波を伝導します。装置を部位上に当て、10〜15分間衝撃波を照射します。

治療回数と間隔

症状により異なりますが、一般的には1週間間隔で3〜6回の施術が推奨されます。

回復期間

多くの患者は施術直後から日常生活に復帰できます。数日間の軽い痛みや違和感は市販の鎮痛剤で対処可能です。

自分に適しているか

慢性的な疼痛に悩んでいる方は、医師に相談しESWTが適切かどうか判断してもらいましょう。

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