心臓の健康状態を評価するベスト検査
医師が心臓の全体的な健康状態を評価するためには、問診・身体診察に加えて様々な検査が用いられます。以下では、最も重要な診察項目と代表的な検査方法を紹介します。
視診 (Inspection)
医師はまず体全体を観察し、目の状態から甲状腺機能亢進や高コレステロールの兆候を探ります。首の静脈が拡張しているか、舌や爪に青紫色が出ているか、顔色が蒼白かなど、心臓疾患を示すサインも確認します。
触診 (Palpation)
手で胸部や脈を触り、心拍の異常や心臓の拡大、強い心雑音を感知します。また、足や足首のむくみをチェックし、体液貯留の有無を判断します。
打診 (Percussion)
指先で胸部を叩き、空洞部と実体部の振動の違いから心臓や肝臓の大きさ、胸腔や腹部に液体がたまっているかを評価します。
聴診 (Auscultation)
聴診器で心臓・肺・血管の音を聴き、心雑音や血流の乱れを確認します。これにより弁膜の異常や動脈の閉塞を推測します。
追加検査 (Tests)
診察だけで十分な情報が得られない場合、以下の画像・機能検査が行われます。
- 冠動脈造影:造影剤を注入しX線で血管の閉塞部位を可視化。
- CTスキャン:多数のX線画像から断層画像を作成し、心臓や血管の構造を詳細に評価。
- 心電図(ECG):心臓の電気的活動を記録し、不整脈や虚血を検出。
- MRI:磁場と電波で内部画像を取得し、組織の状態を高解像度で観察。
- 心エコー(超音波検査):音波でリアルタイムに心臓の動きを映像化し、弁や壁の動きを評価。
