頸動脈の問題に対する食事と生活改善ガイド
頸動脈に狭窄や閉塞が見つかった方は、血流と脳への酸素供給を守るために、運動習慣と心臓・首に優しい食事を取り入れることが重要です。
重要性
頸動脈疾患(頸動脈狭窄症)は、首の左右2本の頸動脈がプラークで狭くなる状態で、脳卒中のリスクを高めます。プラークは主にコレステロールを含む脂肪が数十年かけて動脈壁に沈着し、血流を妨げます。
リスク要因
座りがちな生活、喫煙、食生活の乱れからくる高コレステロール血症や高血圧は、心血管疾患全般の主な原因です。頸動脈の閉塞はしばしば冠動脈や末梢動脈の疾患と併発しているため、血中コレステロールと血圧を下げる食事が不可欠です。
栄養のポイント
- 塩分は高血圧の大敵です。1日あたり2,000 mg未満を目安に控えましょう。
- 野菜や果物を豊富に摂り、カリウムや食物繊維で血圧を自然に下げます。
- 全粒穀物は食物繊維が豊富で、コレステロール低下に役立ちます。
- 週に2回以上は魚を食べましょう。サーモンやサバなどのオメガ‑3脂肪酸を含む脂肪魚は、冠動脈疾患による死亡リスクを減少させます。
食事の具体例
- 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸は肉類や乳製品、揚げ物に多く含まれます。バターやマーガリンの代わりにオリーブオイルやキャノーラ油を使い、モノ不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸を摂取しましょう。ただしカロリーは高めなので適量を守ります。
- 赤身の鶏肉、魚、低脂肪乳製品は心臓に優しいタンパク源です。豆類(大豆、エンドウ、レンズ豆)も脂肪が少なくコレステロールゼロで、肉の代替として最適です。
- 豚肉や牛肉の「ロイン」や「ラウンド」部位は比較的脂肪が少ないので、焼く・蒸す・オーブンで調理し、揚げるのは避けましょう。
以上のポイントを日常に取り入れ、定期的な運動と併せて実践すれば、頸動脈の健康維持と脳卒中予防につながります。
