無症候性甲状腺機能低下症と心血管リスク
無症候性甲状腺機能低下症とは
\n甲状腺刺激ホルモン(TSH)の血中濃度が上昇し、遊離サイロキシン(FT4)は正常範囲内にある状態を「無症候性甲状腺機能低下症」と呼びます。症状がほとんど現れないため、検査の過程で偶然に判明することが多いです。
\n\n診断方法
\n血清TSH測定が最も有効なスクリーニング検査です。TSHが高値を示すと甲状腺機能低下症、低値を示すと甲状腺機能亢進症が疑われます。
\n\n主な原因
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- 橋本病(自己免疫性甲状腺炎) \n
- リンパ球性甲状腺炎(甲状腺機能亢進症後に起こることがある) \n
- 放射性ヨード治療や外科手術による甲状腺組織の減少 \n
- 下垂体や視床下部の機能障害 \n
- ヨウ素欠乏 \n
症状(無症候性でも注意が必要なもの)
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- 倦怠感・筋力低下 \n
- 皮膚や毛髪の乾燥・粗さ \n
- 筋肉痙攣 \n
- 浮腫 \n
- 聴覚低下 \n
- 過多月経(menorrhagia) \n
- 徐脈(心拍数の低下) \n
治療と管理
\n症状や心血管リスクが認められる場合、低用量のレボチロキシン(25〜50 µg/日)で甲状腺ホルモンを補充します。定期的なTSH測定と臨床評価で投薬量を調整し、心臓病リスクの低減を目指します。
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