心房細動の症状
心臓の上部にある二つの部屋は心房、下部にある二つの部屋は心室です。心房細動は心房が心室と不整合に拍動する状態で、心電図(ECG)や血液検査で診断されます。治療が必要なのは、心房細動が脳卒中などの重篤な合併症を引き起こす可能性があるためです。
動悸(心拍の乱れ)
心房細動の代表的な症状のひとつが動悸です。心拍が速くなったり、不規則になったりし、時には「拍動が抜ける」感覚や、胸の中で心臓が跳ね回るように感じられることがあります。
呼吸困難
心房細動に伴い息苦しさを感じることがあります。軽い運動でも息切れが起き、呼吸が荒くなることや、胸部の圧迫感、めまい・立ちくらみを伴うこともあります。
血圧低下
心房細動が原因で血圧が低下し、倦怠感や全身のだるさを感じることがあります。集中力の低下や、混乱・不安・イライラといった精神的な症状が現れることもあります。
心房細動のタイプ
心房細動には主に「慢性」と「発作性」の2種類があります。慢性心房細動は症状が持続し、治療を受けるまで改善しません。発作性心房細動は予告なく症状が出現し、自然に消えることもあり、発作の頻度や持続時間は個人差があります。
治療法
治療の目的は心拍リズムを正常に戻すことです。薬物療法では心拍数をコントロールする薬を使用し、効果が確認できれば減薬や中止を検討します。もう一つは電気ショック療法(カーディオバージョン)で、一瞬心臓の活動を止めて正常リズムで再開させます。治療後は定期的な診察と検査でリズムを維持します。
