心臓から出た血液はどの血管を通るのか?
血液が心臓を離れた後に通る血管の流れ
1. 動脈
動脈は心臓から全身へ酸素を豊富に含んだ血液を運ぶ血管です。左心室から分岐する大動脈が主幹となり、そこから枝分かれした細い動脈が体中に広がります。動脈壁は厚く筋肉質で、心臓の拍動による高圧に耐える構造になっています。
2. 毛細血管
毛細血管は最も細く、数も圧倒的に多い血管です。毛細血管ネットワークは組織と血液の間で酸素・二酸化炭素・栄養・老廃物の交換を行います。壁が極めて薄く透過性が高いため、血漿と組織間の拡散がスムーズに起こります。
3. 静脈
静脈は酸素を使い果たした血液を心臓に戻す血管です。動脈に比べ壁は薄く筋肉も少なく、低圧でも問題ありません。静脈内には一方向性の弁があり、血液の逆流を防ぎ心臓へ向かう流れを確保します。上半身からは上大静脈、下半身からは下大静脈が合流し、右心房へ酸素欠乏血を運びます。
このように、動脈で酸素血が体へ送り出され、毛細血管で組織と交換が行われ、静脈で血液が心臓へ戻るという循環が、体の細胞に酸素と栄養を届ける重要な仕組みです。
