ヘモグロビンの酸素結合と放出に影響する主な要因は?

酸素分圧(pO₂)が主な要因

ヘモグロビンが酸素を結合したり放出したりする際、最も重要なのは酸素の分圧(pO₂)です。ヘモグロビンはシグモイド(S字)型の酸素結合曲線を示し、低いpO₂では結合が急速に進み、pO₂が高くなるにつれて飽和に近づきます。この特性は酸素の協調結合によるもので、1分子の酸素が結合すると残りのサブユニットの酸素親和性が高まります。

肺胞ではpO₂が高いため、酸素はヘモグロビンに結合し、血流を通じて全身へ運ばれます。組織側ではpO₂が低くなるため、ヘモグロビンから酸素が放出され、細胞へ拡散します。

ボーア効果の影響

組織でのpH低下(酸性化)に伴い、ヘモグロビンの酸素親和性がさらに低下する現象をボーア効果と呼びます。これにより、酸素放出が促進され、代謝が活発な組織へ効率的に酸素が供給されます。

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